アル達は洞窟側を直進する。鉄板側は足元が滑るためだ。そして、しばらく進むと、
『カシャカシャカシャ』
「止まれ!」
クロムが右腕で皆を制止させた。
「ここは、あいつらが居るのね」
「らしいなっ!」
『グシャン!』
エルルが話し終えると同時に、クロムが叫びながら前方の暗闇に飛び込み何かを潰した。
「こいつは、めんどくせえな」
「ねえ、アル。私、見えないんだけど…」
「俺も、見えない…」
クロムが呟くと、ミカとアルが言葉を交わした。周囲が薄暗いためクロムの行動が見えかったようだ。
「あっ。そう言えば、ダンジョンは初めてだったわね。ミルフィー。お願い」
「は、はい!」
【ライト】
エルルの話に応えたミルフィーが、ライトの魔法を使った。光の球が上空に浮かび周囲を照らす。クロムは槍に何かを突き刺し、アル達の方へ飛ばす。
『ガシャン!』
「なっ、何だこれ!?」
「何よこれ!?」
アルはそれに近付き、ミカはたじろいだ。
「古代生物です。ここは古代生物のダンジョンみたいです」
「古代生物?」
「魔物じゃないの?」
「はい。古代生物は機械のような体をしていて、魔物とは少し違います」
「魔物は生き物。古代生物は機械~」
ミルフィーが説明するとアルとミカは首を傾げた。更にミルフィーが説明を付け加え、キキが古代生物と呼ばれるものに歩み寄る。それ持ち上げたキキは匂いを嗅ぎながらうっとりし、初めて表情を露わにする。
「いい匂~い」
キキは銃を扱うからか、この匂いが好きなようだ。
「おまえら、置いて行くぞ!」
クロム達は先に進んでいた。アル達は急いでそのあとを追う。
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